でも結局忙しさを言い訳にして、読書できていない。そんな自分に自己嫌悪する日々を過ごしていませんか?
これからお伝えする読書方法は、知識欲や向上心はあるのに、めちゃくちゃめんどくさがりな方におすすめです
私自身、そんな人間でした。今も根っこは変わりません。
これ学びたい、読みたいと思ってポチ買いするのに結局読んでいない。いわゆる積読(つんどく)をよくやってしまいます。
積読対策として速読の本も読みましたが
- でも速読術って難しそう
- そもそも速読術身につけるのも面倒くさい
と思って、結局速読術は身につきませんでした。
しかしオーディオブックで倍速再生することで速読できるようになりました。
やることは、スマホで倍速再生して聞くだけです。
面倒くさがりやに超おすすめ。
クリックできるもくじ
オーディオブック倍速術とは
オーディオブック倍速術は、早送り読書です。
オーディオブックとは聴く本で、再生速度を自由に設定できます。
具体的にはナレーターの朗読スピードを、2倍〜4倍とかに設定して聴いていきます。
そもそもなぜ倍速で聴くのか。それは「速く読み切りたいから」です。
もっと言えば、早く読み切って別のタスクに取りかかりたいから。
オーディオブック読書する人は、生産性を強く意識している人が多い印象です
仕事や家事で忙しいけど、自己成長するために読書の時間が欲しい。
でも時間が足りないからオーディオブックを選択しているわけです。オーディオブックを選ぶ理由は”耳だけ”確保でOKだからですね。
耳だけで読書できるだけで、生産性は上がっています。さらに生産性を極限に高めるのが、このあと紹介するオーディオブック倍速術です。
彼は1日10〜20冊の読書をするために、活用しているとのことです。
【科学的根拠あり】オーディオブックで倍速するメリット
・時間を生み出す
ビジネス書や新書なら、通常速度の半分以下の2時間で読み終えることができますね。
通常速度だと5時間くらいかかるので、3時間を別の趣味や家事に当てちゃいましょう。
「すきま時間」の有効活用についても伝えたいです。
オーディオブックの特徴は、ながら読書ができることです。
なぜ、ながら読書できる理由は「耳だけ」確保すれば良いから。
紙の本や電子書籍のように
- 目の確保
- 両手の確保
- 読む場所の確保
もいらないのです。
運動中、家事中、寝る前など別のタスクをやりながら、読書ができます。
そのため私は下記のことをやりながらオーディオブック聴いています。
- 歯磨き 10分
- ジム中 1時間
- お風呂 20分
・集中力の強化ができる
オーディオブックを、倍速聴くことで集中力が増します。
聞き取るのが難しいレベルを聞き逃さないように集中するからですね
しかもながらでやれば、さらに効果抜群ですね。いわゆるマルチタスクです。
最近の研究では、マルチタスクは短い時間であれば集中力が向上する。と言われています。長時間だと脳がストレスみたいです
オーディオブック を聞きながら
ただ、相当の注意力が必要なことやりながらのオーディオブックは不向きです。なぜならそれやると結局、ほぼ聞けてないから。
メモ
シングルタスクとマルチタスクについて
注意力を要するマルチタスクが実行可能なのは、世の中の2〜3%ほどしかいないそうです。
米国の論文によるとスーパータスカーと呼ばれる人たちですね。論文リンク
ふつうの人には、高度なマルチタスクは無理。そのため運転中の携帯電話は禁止されているわけです。
ただ、歯磨きしながらとかウオーキングしながらとかは、この高度なマルチタスクの部類には入りません。
ぜひぜひオーディオブック取り入れてみましょう。
社会学者のジョン・ロビンソンさんが提唱していますマルチタスクもほどほどにしましょう。
頭の回転が速くなる
倍速に慣れることで、早口を聞き取れるようになります。
そうすることで頭の回転が速くなるわけです。
頭の回転が速い切れ者って、早口なイメージありますよね。どんどん先のことを考えれるので、話がどんどん展開していく
※早口な人のイメージ(早口の人のイメージリンク先)
聞き取れず置いてきぼり。なんてこともありますよね。
仕事のできる人って、頭の回転が速い人が多いし、そういう人の意見が採用されやすい。
そのため早口を聞き取り、理解して対等に話せるようになることは大事になります。
科学的根拠メモ
速聴で頭の回転が速くなる理由は、脳のウェルニッケ中枢(ちゅうすう)が刺激されるから。
ウェルニッケ中枢とは、文字や音声を聴いたときに、それを「言語」として理解するための役割です。
簡単にいうと、脳にある「辞書」ですね。この辞書のおかげで、我々は日本語を理解することが可能になるわけです。
この言語変換処理を「追唱(ついしょう)」と呼びます。
人間は、本を読んだり、人の話を聴いているとき、目や耳から入ってきた情報を脳の中で自然に唱えています。これが追唱なのです
人間はこの脳内処理を経て、外部からの情報を「言語」として理解できるのですね
この言語として理解するスピードが速い=頭の回転が速いにつながるわけです
そのためこの「追唱」をつかさどるウェルニッケ中枢を鍛えれば、追唱のスピードは速くなり、ひいては頭の回転も速くなることを意味します。
また、このように、脳の一部を刺激することで大脳全体が活性化することを「汎化作用」といいます。
・記憶力の向上
オーディオブックで聴覚情報をくりかえしインプットすることで、脳番地にある「聴覚系脳番地」「理解系脳番地」「記憶系脳番地」を刺激します。
左脳の言語機能を刺激するだけでなく、右脳の記憶系脳番地も成長させるようです。
そもそも人間は忘れる生き物です
覚えていることより、忘れていることの方が圧倒的に多いですよね.
全部覚えていると脳が疲労してしまうんです。
脳の仕組み的にも入ってくる情報が多すぎるし、
そのため、オーディオブックで効果的に学習するためには、何度も読んで勉強したいと思える密度の高い本を選ぶのがおすすめです。
学習効果を高めるためにも、倍速再生に慣れて回転率を上げていきましょう。
倍速のデメリット解消術
・速くて聞き取れない
音声を早く聴くことって最初は戸惑いますが、本当に「慣れ」の問題です。
実際いきなり3倍とか4倍速で聞き出すと、言葉が聞き取れず不快な気持ちになると思います。
そのためこれは地道に継続していくしかありません。
実際慣れるためにどれくらいの期間が必要かというと、脳科学的には大体2〜3週間もすれば速聴に慣れるそうです 根拠データ
私も今や3倍速で聴けるようになりましたねが最初は、1.5倍速から0.1倍ずつ上げていき1ヶ月で今のレベルまでになりました。
ちなみにメンタリストDaiGoさんは、超速オーディオブック暗記術をやっています
読書ひとことメモ
倍速じゃ全部聞き取れないよ。と思われるますよね
でも全部聞き取れなくても問題ないです。
そもそも本1冊につき必要な情報は、1割前後と言われています
全部読まなくてもOKなのです
・小説などは向いてない
オーディオブックの本来の良さでもあるナレーションの抑揚が、倍速設定にすると失われます。本来、オーディオブックの抑揚ある声は、小説などととても相性がいいです。
ドラマ化もされている有名な「下町ロケット」とかもAudibleのラインナップにあるのですが、抑揚あると気持ちも乗りますよね。
3倍速よりも速いスピードにすると、その抑揚の良さが失われていく気がします。
ただ一部、会話文がある本では倍速再生を利用するほうが、会話がより自然に聴こえる場合もあります。1倍速だとゆっくりすぎて普通の会話っぽくないこともあるので、小説なら1.5倍速くらいがおすすめですね。
ちなみにKindleの音声読み上げ機能でも簡易なオーディオブック化できますが、人口音声のカタコトなので、小説は微妙ですね。内部リンク
オーディオブック倍速術でのビフォーアフター感想
オーディオブックで読書したり、それを倍速で聴いたりすることで得たのは、これまで時間をかなり無駄にしていたなと実感です。
オーディオブックに出会う前は、仕事や家事などやらなきゃいけないことに追われる毎日でした。
そして空いた時間は、YouTubeで情報収集の日々でした。
でもチャンネル登録をしまくることで、脳内に溜まるのが断片的な知識ばかりなことにある時気づきました。
もちろん断片的な知識でも、ないよりは良いんですけどね。ただ断片的だと、いざ使いこなす時にアウトプットできない。
なぜならその知識が自分の中で体系化されていないから。
その点、オーディオブックは本ですので、読者がわかりやすいよう構成の流れができています。目次があって、第1章から最終章まで一連の流れが考え尽くされた構成なのです。
そしてオーディオブック化されるような名著だと、その内容の構成や厚みは素晴らしいです。
それを繰り返し聞くことで知識の定着および体系化につながります。
たくさん繰り返すために倍速で聞く。倍速なら通常1冊読み終えるのに、2回繰り返すことができます。
そして最後は3倍とか4倍で聞くことで聞き取れない箇所が穴埋め問題みたいになり、本の内容がスラスラと口に出せるようになる。
学生時代、勉強ができる友人が1冊の同じ教科書をボロボロになるまでやっていたことを思い出しました。
私はノウハウコレクターで参考書をおそらく30冊は、つまみ食いばかりしていました。
やはり1冊の重みなんですよね。1冊やり切っていないのに、あれこれ手を出すのは非効率だったな、と。
最近、生産性に関する本やセミナーも非常に増えていますよね。
おそらく忙しい人が増えたことによるニーズでしょう
そもそも日本人は生産性が低いようです。根拠リンク
残業もめちゃくちゃ多いし、有給も全然使わない。そういう国民性なんでしょうね
情報のインプット量が、圧倒的に増えた現代社会。
倍速できるオーディオブックサービス比較
倍速機能に限らず、オーディオブックサービスを選ぶ上ではAmazon「Audible」と、オトバンク社「audiobook.jp]の2択ですね。
どちらを選ぶかは好き好きだとは思います。「比較の内部リンク」
倍速に関しては個人的に、Amazon「Audible」のが好みです。
最高速度である3.5倍速にしても、アプリの挙動が特に重くならないからです。普通に快適です。
逆に「audiobook.jp」を含む他の企業のサービスは、3倍速とか早くすると動きが重くなる印象です。
なぜAmazonは3.5倍と中途半端な刻みなのかはわかりません。もしかしたら4倍速とかの設定にすると、アプリの挙動が安定しないのかもしれませんね。
そのため、3倍速以上でオーディオブックを聴きたいのであれば、アプリの安定性が高い「Audible」がおすすめです。
下記に倍速再生を利用できるオーディオブック配信サービス一覧表を作成したので、ご覧ください。
サービス名 | ||||
倍速最大 | 3.5倍速 | 4倍速 | 4倍速(iphone11以降) | 2倍速 |
倍速最小 | 0.5倍速 | 0.5倍速 | 0.5倍速 | 1倍速 |
アプリの安定性 | 安定 | たまに落ちる | 画面オフで音声切れる | たまに再生できなくなる |
読み手 | 声優・ナレーター | 声優・ナレーター | 人口音声(AI) | 人口音声(AI) |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
・Audibleの解説記事
・オーディオブック.jpの解説記事
まとめ オーディオブック倍速はいますぐやってみよう
オーディオブックをやっている人で、倍速に取り組んでいない人は今すぐ2倍から始めてみよう
2倍でも意外と難なく聴けるものです。
もし速聴との相性が悪い方は、まず1.5倍速からでもいいと思います
まだオーディオブック始めるか悩んでいる方はこちらへリンク