こんな疑問ありませんか?
- オーディオブックよりも「紙の本」や「電子書籍」のがいいよね?
- 「耳」で聴くよりも、「目」で文字を読んだ方が内容を理解しやすいよね?
- 結局、一番効率的な読書方法はどれなの?
この記事を読んでいるあなたは、「一番効果的な読書術」が気になっているのではないでしょうか?
その疑問を、科学的根拠や論文をエビデンスに解決したいと思います。
また「オーディオブックの効果」に対する疑問にもお答えいたします。
確かに、オーディオブックの認知がじわじわ拡大した時も、
「読書はやっぱり目でするもんだよね?、オーディオブックでは理解できないよね。」と友人もよくいっていました。
スマホが新しく世に出たときに、いやいやガラケーのがいいじゃん。と言われてたことを思い出しますね。
それが今や、スマホ使っていない人を探すのが難しいくらいです。
理解されにくい新しいサービスは、最初は使われず、とりあえず叩かれるんですよね。出る杭は。。。
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まず結論:「目で読書」と「耳で読書」で理解度の差は見られない
電子書籍とオーディオブックで理解度の差はないようです。
研究論文の詳細を読みたい方は、根拠論文サイトへ
研究内容を要約整理しますと、
【研究内容】「耳で読書」、「目で読書」、「耳と目の両方で読書」3パターンでの理解度の違いを調査
【結論】3パターンにおける理解度の差は見られない、要するにどれでも理解度は同レベル
【補足】当日の理解はもちろん、2週間後の理解度も変わらなかった
つまり、理解度という点ではどの読み方をしてもさほど、関係はないのです。
じゃあ、何でもいいじゃん!と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、そもそも「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」ではそれぞれ強みが違うのです。
その辺りを次に解説いたします。
「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」の独自性をそれぞれ紹介
それぞれ独自性を有しております。そちらを以下の表にまとめてみました
紙の本紙の読書 電子書籍(Kindle) | オーディオブック | ||
独自性① | スキミング(速読)できる | 検索性が高い(キーワード検索できる) | ”ながら”読みができる |
独自性② | 立ち読みできる | グラフや図解が見やすい | 興味ないジャンルも聞くことになる |
独自性③ | 辞書やノート的な使い方ができる | 読み上げ機能も使える | 繰り返すことで記憶に定着しやすい |
表にはそれぞれ3点の独自性を挙げましたが、それぞれの強みを一言で表現するなら下記です。
紙の本は、実際にリアルでの体験が優れています。
また電子書籍は、検索性に優れています。
一方、オーディオブックの最大のメリットは、時間の有効活用でしょう。
私自身は、紙の本や電子書籍、オーディオブックそれぞれを使い分けております。
では実際に、それぞれの強みをより細かく紹介していきますね。
紙の本の強みは「リアルでの体験」
- スキミング(速読)ができる。
- 立ち読みができる。
- 辞書やノート的な使い方ができる。
これらの強みは、実際にリアルで「触れられる強み」に起因していると思います。
「電子書籍」や「オーディオブック」は、実際の中身をさわれない「デジタルデータ」ですよね?
一方で、「紙の本」は実際に手で触れられることで感じられる体験の幅が広いです。
「紙の本」ならパラパラ読みたい部分だけ速読できますし、立ち読みできるのも紙の本ならではですよね?
「電子書籍」も「オーディオブック」にもサンプルデータがあるので、試し読みできなくはないですけど、やはり紙の本でのリアル体験には敵わないと思います。
立ち読みできるので、本の内容が面白そうかを目で見て購入判断が出来て、「購入して失敗した。。。」なんてことは少ないかもです。
本の内容って「本全体の真ん中あたり」が充実しているかで本当に良書かどうか判断できると思います。
最初のページに書いた結論をだらだら繰り返しているだけの、「出オチ」みたいな本を失敗して買わないのは「本選びのコツ」かもしれません。
電子書籍の強みは「デジタル特有の検索性」
- 検索性が高い。
- 値段が比較的安い。
- 読み上げ機能も使える
電子書籍の独自性は、デジタルデータ保有の「効率的な性能」だと思います。
「紙の本」や「オーディオブック」では実現不可能な操作性が大きな強みです。
電子書籍の場合、本のページに存在する「キーワード」を検索できます。
例えばビジネス書を読んでいたとして、「プレゼンスキル」の部分にフォーカスして読みたいとします。そしたら「プレゼン」とキーワード検索すればその本にある「プレゼン」と書いてあるページの一覧が出てきて、クリックすればそこにダイレクトに飛ぶ。
ビジネス書や自己啓発など、勉強する部分を絞って集中したい場合などにとても効率的です。調べ物をしたいときのグーグル検索に近いですね。
電子書籍の場合、「紙の本」や「オーディオブック」に比べて安定的に安い場合が多い。
Amazonなどで検索すると、紙の本より200~300円ほど安いですよね。これは紙の本のように「用紙代」がかからず、本屋に配送する「運送費」などもかからないから。
オーディオブックと比較しても単品購入なら電子書籍の方が安いです。ただ月額サブスクの聴き放題は、一冊あたりの購入単価が下がるのでオーディオブックの方が安く済むことも多々あります。
ですが紙の本と比較なら、電子書籍の方が高い場合は今まで見たことありません。
電子書籍には「音声読み上げ機能」がある。※ios使用の場合
音声読み上げ機能とは、電子書籍で本を読んでいる時に「人口音声」で内容を読み上げてくれるものです。
基本的にすべての電子書籍データで、音声読み上げは可能です。要は簡易なオーディオブック化ができるということ。
ただ、プロのナレーターが朗読してくれる本物のオーディオブックに比べると聴きにくいです。「カタコト」で読むし「漢字の読み方」も間違っていることが多々あるため。
オーディオブックの独自性
- ながら聞きができる。
- 完読しないといけないのでが興味外のジャンルも聴ける。
- 繰り返し聞くことで記憶に定着しやすい。
オーディオブックの独自性は、繰り返し聞くことができる「読書ハードルの低さ」だと思います。これは記事冒頭でもお伝えした「紙の本」や「電子書籍」にはない”ながら聞き”ができる点です
オーディオブックの場合は完読しないといけない。
「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」の使い分け術【体験談】
上記の独自性・強みを考えた上で、私がどのように使い分けているかをお伝えします。
- 紙の本⇨手元に置きたい本
- 電子書籍⇨いち早く手に入れたい本
- オーディオブック⇨繰り返して内容を覚えたい本
紙の本は「机の上」や「机の引き出し」など、仕事や勉強している時にすぐ取り出せる辞書的な使い方です。
何かわからないことが頻発する類の本のイメージです。例えば「Excelテキスト」や「WEBデザイン」、「コピーライティング」などの本を紙の本として持っています。
ただ、私はミニマリストで紙の本を増やしたくないので上限20冊にしています。20冊超えそうなら、捨てるとか電子書籍化しています。
電子書籍に関しては、最新刊や話題の本をいち早く手に入れたい場合です。
欲しいときに本屋に出向かなくてよくて、配送待ちも必要ないのでありがたいです。例えばインフルエンサーさんが、SNSで紹介してくれた本とかを、今すぐ読みたい場合は電子書籍をポチ買いしています。
オーディオブックに関しては、繰り返し読みたいベストセラーなどの名著です。
ベストセラーは内容がボリューミーなので、1回で内容を腹落ちさせることは難しい。そのため繰り返しBGMのように、いつでもどこでも聞く習慣を作りやすいオーディオブックがオススメです。